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オマール海老のポワレ ‐いじめを添えて‐ 前半

  この最後の壁を乗り越えれば、僕の人生は終わる。 「やっと終わらせることができるのだ」と思うと、なんだかおかしなことにウキウキとした気分になった。これから死のうというのに、口元が笑っているのが分かる。 それほどまでに辛く長い、ほんの二十数年あまりの人生だった。  僕は今...